当店では民謡・津軽など三味線であれば何でも取り扱っております。
最近は邦楽器全般の中でも特に若い人を中心に津軽三味線の人気は高く、
当店でもプロ・アマ問わずたくさんの方にご利用いただいております。
今では各地でコンクール・津軽三味線教室があり、気軽に始めることが出来ます。
ご要望があれば全国の教室、先生をご紹介しておりますのでお問い合わせ下さい。
三味線の名称と構造
糸巻き
―いとまき―
三味線にとって最も重要とも言える調絃をする為のもの。
フィット感や耐久性から硬く目の詰まった上質の象牙素材が最高級品で人気です。
見た目が象牙に似た合成品(象牙調)の糸巻きも広く使われています。
使いやすさでは黒檀(青黒やアフリカ黒檀がお勧め)が一般的です。
三味線を快適に弾く為には定期的なメンテナンスが不可欠ですがフクリンと呼ばれる糸巻きを受ける金具部分のガタ等も正確に仕込む際に重要なので見落としがちですがチェックしてみてください。 |
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上駒
―かみごま―
棹から糸を少し持ち上げて角度をつけるパーツ。
何らかの衝撃や経年劣化などで外れる場合があります。
また、棹から浮いてビビリ音が出てしまう事もありその際には付け直しや交換になります。
状態が悪いとこの部分で糸が切れたりと不具合が生じますのでたまには気に掛けてあげてください。 |
東ザワリ
―あずまさわり―
上駒のすぐ下1の糸部分に埋め込まれた調節式のパーツ。
この部分が1の糸に触れることにより全ての糸に共鳴し独特の余韻を生む、まさに三味線の音色の命とも言える大事な部位です。
サワリをしっかりと付ける為には正確な調弦が求められます。
より良い物にする為に硬さのある象牙に交換する方も多いです。
使っているうちにすり減ってくるのでこちらもメンテナンスが大切になります。 |
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駒
―こま―
胴部分の皮表面から糸を持ち上げ音を出す為のもの。
その材質や形は様々で、自作される方もいます。
一般的には高さが低い方が弾きやすいですが上達してくると音量の面でも高さのある駒を使われる方が多いです。
三味線の音色は造りや棹の硬さ、メインである皮張りに最も左右されますが糸や撥でも変わります。
とりわけ駒も非常に重要で使い分けることで色々な音色が出せます。
高さや形、素材違いなどある程度の種類を揃えていくと三味線がより楽しくなると思います。 |